この記事ではホワイトSES企業の特徴について解説します。
SES企業は、エンジニア未経験者でも入社しやすく、エンジニア転職の一つの手段として挙げられています。
とはいえ、安易に企業選びをしてしまい、エンジニアとしての貴重な時間をブラックSES企業で過ごすのは非常にもったいないです。
結論から申し上げると、優良なホワイトSES企業を見分けるのは簡単です!
優良SES企業ならしっかり教育を受けた上で案件に入ることができ、エンジニアとしての経験値を十分高めることができるでしょう。
▼この記事を書いたひと
SES歴4年で現在はフリーランスをしているヒツジニアです。SES業界の知識を中心に、IT関連の情報を幅広く発信してゆきます。
ホワイトSES企業の特徴4つ
早速、ホワイトSES企業の特徴ついて解説していきます!
ホワイトSES企業には共通するポイントがあります。
優良なホワイトSES企業の特徴は次の4つです。
- 元請・2次請けプロジェクトが多い
- 評価制度やキャリアパスが明確
- 研修制度が整っている
- 社員の定着率が高い
それぞれ詳しく解説します。
①:元請・2次請けプロジェクトが多い
1つ目は元請け・2次請けのプロジェクトが多いことです。
前提として、IT業界には多重下請け構造という特徴があります。これは、大きなプロジェクトは細分化され、1次請けから2次請け、3次請けと、次々に下請けに回されていくというものです。
多くのSES企業が取引しているのは、SIer企業や同業他社のSES企業です。基本的には実際にシステムを使っている企業(エンドユーザー)とは取引がありません。
上記のような「3次請け・4次請け」といった立場のSES企業だと、それだけで入ってくるお金自体が少なくなってきます。よって、そのようなSES企業で働くエンジニアの給料も少なくなるというわけです。
しかし、ホワイトなSES企業はエンドユーザーと直接取引のコネクションを持っています。
こういったコネクションを多く持っていれば、必然的に元請けや2次請けの案件も多くなり、エンジニアの給料も高くなるため、優良SES企業といえるでしょう。
②:評価制度やキャリアパスが明確
ホワイトSES企業は評価制度やキャリアパスが明確であることが多いです。
優良SES企業は社員の成長や今後のキャリアを考えて配属先を決めてくれるはずです。
ブラックSES企業は評価が曖昧であり、キャリアアップできるような業務経験が積めないことが多いです。
例えば、開発経験が積めると思っていたのに、エクセルでの資料作成やテスト工程がメインの仕事の現場に配属されるなどですね。このような現場ではスキルアップも望めませんし、モチベーションも下がってしまいます。
また、ホワイトSES企業は給与面での情報を明確にしているケースが多いです。とても重要な給与に関する情報を、明確に掲示してくれているということは、それだけその企業の信頼に繋がると思います。
逆に、残業代が支払われない、給与に関することや昇給に関する制度があいまい、などと感じた場合には注意が必要です。
③:研修制度が整っている
3つ目は研修制度が充実しているかどうかです。ホワイトSES企業であれば、新人研修や管理職研修、個別のスキルを高めるための研修などにキチンとお金をかけて社員の育成をしています。
一方で、ブラックSES企業だと、研修を全く行わず、OJTと称して、新人でもいきなり現場に向かわせる場合もあります。
入社後は、「新人研修でスキルアップ→現場で実務経験を通して業務スキルアップ→社内研修で個別スキルアップ」、この流れを作れているかどうかが優良SES企業かどうかを見分けるポイントになります。
④:社員の定着率が高い
4つ目の特徴は社員の定着率が高いことです。
ホワイトなSES企業であれば、社内制度や給与システムをきちんと構築し、働きやすい環境を作るために福利厚生をきちんと整えています。
その結果として、社員の満足度も高くなり、社員の定着率も高くなります。定着率を確認するのは、優良な企業かどうかを判断する上での重要な材料となるわけです。
また、SES企業は基本的にエンジニアの数が多いほど、会社の利益が上がります。つまり、社員の定着率が高く、社員数が多い=利益も大きいといえるでしょう。
ホワイトSES企業へ転職したいなら転職エージェントを利用しよう
ホワイトSES企業への転職を目指すのであれば、最初のステップとして、転職エージェントに登録することをおすすめします。
なぜなら、転職サイトや企業サイトの求人情報だけでは、企業の良し悪しを100%見抜くのは不可能だからです。
転職に迷ってる方もまずは転職エージェントに登録して、今よりいい企業から内定を貰ったら仕事をやめるというスタンスの人はかなり多いです。
完全無料で利用できるので、企業の情報収集の為にも登録しておきましょう。
以下の記事ではITエンジニアに特化したおすすめの転職エージェントを紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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まとめ|ホワイトSES企業で経験を積もう!
最後に改めて、ホワイトSES企業の特徴をおさらいします。
- 元請・2次請けプロジェクトが多い
- 評価制度やキャリアパスが明確
- 研修制度が整っている
- 社員の定着率が高い
SES企業は評判が良くないこともありますが、数多くのプロジェクト経験を積める点ではいいことも多いです。
エンジニアという仕事は、20代~30代のうちにキャリア形成を考えておかなければ、将来的に年収が伸びないということになります。
優良なSES企業は人気が高く、競争も激化しがちです。気になる企業があれば、早めの情報収集を進めていくことをおすすめします。
ブラックSES企業で貴重な期間を過ごしてしまうと、取り返しがつかなくなることもあります。
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