プログラミングを始めたいけど、どの言語がいいのかわからない。初心者向けの言語を教えてほしいなぁ…
こんな悩みを解決します。
僕もプログラミング学習を始める際、言語選びにとても悩みました。
初心者の時にこんな記事があれば助かったのになぁという記事を考えて作りました。
この記事では、以下について解説しています。
- プログラミング言語の種類について
- 現在の主要なプログラミング言語について
- 学習するプログラミング言語の選び方
- 初心者向けのプログラミング言語3選
プログラミング学習を始める際に、「どの言語を学べばいいのだろう?」と悩む方は多いです。
学習を始める前にこの記事を読んでおけば、言語選びに迷うこともなくなるでしょう!
プログラミング言語の基礎知識
まずはプログラミング言語に関する基礎的な知識を知っておきましょう。
プログラミング言語の種類や現在の主要なプログラミング言語について解説していきます。
プログラミング言語とは
そもそもプログラミング言語とは何なのでしょうか。
プログラミング言語とは、簡単に言うと「コンピュータに処理の指示を出すための言語」のことです。
コンピュータは人間の言葉を理解できず、人間もコンピュータの言葉を理解できません。
そこで、コンピュータが理解できる機械語を、人間にも理解できる形に作られたものが、プログラミング言語というわけです。
プログラミング言語を使うことで様々なシステムやサービス、ゲームやアプリケーションを作ることができます。
プログラミング言語の種類
現在、プログラミング言語はJavaやPHPなどのメジャーなものから、マイナーなものまで合わせると200種類以上あります。
たくさんの種類があるプログラミング言語ですが、使われている目的によって、以下の4つに分けることができます。
- バックエンド開発用言語
- フロントエンド開発用言語
- スマホアプリ開発用言語
- AI/機械学習用言語
バックエンド開発用言語とは、ユーザーの目に見えないところで、複雑な計算やデータベースの処理などを行うバックエンド(サーバサイド)の言語です。
Webのバックエンドシステムとしては、PHP(ピーエイチピー)やRuby(ルビー)などがよく使われます。
また、速度や信頼性が求められる場面ではGO(ゴー)やRust(ラスト)が使用される場合もあります。
フロントエンド開発用言語とは、Webブラウザでユーザーが見ることができる部分を形成する言語です。
HTMLやCSSといったWebページを構成する言語と合わせて、JavaScript(ジャバスクリプト)が使用されます。
スマホアプリ開発用言語とは、AndroidやiOSなどのスマートフォン用のアプリを開発する言語です。
それぞれのOSによって対応する言語が決まっており、多くの場合AndroidはJava(ジャバ)、iOSはSwift(スウィフト)がメインの言語となります。
また、最近ではAndroidにおいて、JavaにかわってKotlin(コトリン)が採用されるケースもあります。
AI/機械学習用言語とは、人工知能(機械学習や深層学習)などの最先端分野の開発するための言語です。
Python(パイソン)やR(アール)がメジャーな言語として挙げられます。
プログラミング言語の一覧
現在よく使われている、主要なプログラミング言語を学習難易順に一覧でまとめました。
言語名 | 用途 | 難易度 |
---|---|---|
PHP | バックエンド開発 | 低 |
Ruby | バックエンド開発 | 低 |
JavaScript | フロントエンド開発 | 低 |
Java | バックエンド開発 | 中 |
Swift | iOSアプリ開発 | 中 |
Kotlin | Androidアプリ開発 | 中 |
C# | バックエンド開発 | 中 |
Python | AI/機械学習 | 中 |
Go | バックエンド開発 | 中 |
R | AI/機械学習 | 高 |
Rust | バックエンド開発 | 高 |
プログラミング言語の選び方
プログラミング言語の選び方は人それぞれですが、求人数の多さやシェアの大きさで決めるのが一般的です。
ただ、初心者の場合であれば、学習難易度が低いものを選ぶのがおすすめです。
もちろん、自分がプログラミングで作りたいもので判断するのも重要ですが、難易度が高いと挫折してしまう可能性が高くなります。
各言語の特長を理解して、自分のやりたいことと難易度のバランスを考えた言語選びをしましょう。
- 難易度の低い言語を選ぶ
- 需要の高い言語を選ぶ
- 作りたいものに適した言語を選ぶ
選び方1:難易度の低い言語を選ぶ
一つ目の選び方は「プログラミング言語の難易度で選ぶ」ことです。
特に、初心者の方であれば、難易度の低いプログラミング言語を選ぶことをおすすめします。
まずは易しい言語から初めて、徐々に他の言語を習得するという流れがいいでしょう。
難易度の低い言語としては「PHP」や「Ruby」が挙げられます。
選び方2:需要の高い言語を選ぶ
最短でエンジニア転職を目指すという観点なら、「需要の高い言語を選ぶ」のも1つの選択肢といえます。
例えば、「Java」や「PHP」は長年非常に高い需要を安定してキープしている為、学習しておけば就職に困ることは少ないでしょう。
他にも、「JavaScript」なども高い需要にあるため、これらの言語からまずは習得を目指してみるのもいいでしょう。
選び方3:作りたいものに適した言語を選ぶ
作りたいものがはっきりしている場合は、それが実現できるプログラミング言語を選ぶようにすればいいでしょう。
例えば、Webサイトが作りたいのであれば「PHP」、「Ruby」、「JavaScript」などがよく使われています。
スマホアプリを作りたいのであれば、Androidなら「Java」か「Kotlin」、iOSなら「Swift」を選ぶといいでしょう。
初心者向けのプログラミング言語3選
ここまでプログラミング言語の種類と選び方について解説してきました。
最後に、「結局どれを選べばいいの?」という方に向けて、これを選んでおけば間違いないというおすすめのプログラミング言語をご紹介します。
僕がおすすめするプログラミング言語は次の3つです。
- PHP
- Ruby
- Java
これらの言語はどれもプログラミング言語の中では比較的難易度が低く、かつ需要も高い言語になります。
それぞれの言語の特徴について解説しますね。
1.PHPの特徴
PHP(ピーエイチピー)とは、Webサービス開発でよく使われている言語です。
有名なサービスでは、現在「Yahoo!」や「WordPress(ワードプレス )」などで使用されています。
PHPの特徴は、動的なWebページを作ることができることです。
動的なWebページとは、ページにアクセスしたタイミングや状況によって、表示内容が変わるページのことです。
例えば、宿泊施設の予約フォームなら、アクセスした時点で空いている時間や部屋を表示できるのはこの技術によるものです。
また、PHPは他のプログラミング言語よりも仕様や文法が簡単なため、プログラミング初心者の方におすすめの言語といえます。
2.Rubyの特徴
Ruby(ルビー)とは、Webアプリやゲーム開発に使われている言語です。
有名なサービスでは、現在「クックパッド」・「価格.com」・「食べログ」などで使われています。
Rubyの特徴は日本で生まれた国産のプログラミング言語であることです。
また、フレームワーク(Ruby on Rails)を使用することで素早くWebアプリケーションを開発することができるのも特徴です。
「書きやすく、読みやすく」をコンセプトとして開発されており、ソースコードの構造がシンプルなため、初心者でも理解しやすい言語といえます。
3.Javaの特徴
Java(ジャバ)とは、業務システムやAndroidアプリなど、非常に幅広い分野で使われている言語です。
有名なサービスでは、現在「楽天」・「三菱UFJ銀行」・「Twitter」・「Evernote(エバーノート)」などで使われています。
他にも、ゲームソフト「マインクラフト」もJavaで作られています。
JavaはOSやデバイスを問わずどのような環境でも動作できるのが特徴です。
難易度は上記2つに比べると少し上がります。
ですが、需要が非常に高い言語であることと、Javaを理解しておくことで他の言語への転換もしやすいことから、学習する価値のある言語だといえます。
まとめ|初心者は難易度の低い言語がベスト
ここまで、初心者におすすめのプログラミング言語の選び方から、各言語の特徴までまとめました。
とにかく初心者は、挫折しないように難易度が低めな言語を選ぶのが一番です。
エンジニアになれば、複数の言語を必然的に使うので、独学レベルの学習はそれほど重要ではないことを意識しましょう。