【徹底解説】SESに将来性はある?客先常駐SEの不安を解消する方法

SES(客先常駐)エンジニアとして働く上で、キャリアの壁にぶつかり、今のままで本当にいいのだろうかと思うことはないでしょうか。

私もSES企業にいたころは「将来どうなるのだろう?」と漠然とした不安がありました。今いる会社に将来性がなければ、モチベーションも上がらないですよね。

結論から申し上げると、SES業界には将来性はありますが、SESエンジニアとして働き続けることはおすすめしません。

この記事ではSESの将来性と今後取るべき行動について解説します。ぜひ今後のキャリアの参考にしてみてください。

▼この記事を書いたひと
SES歴4年で現在はフリーランスをしているヒツジニアです。SES業界の知識を中心に、IT関連の情報を幅広く発信してゆきます。

目次

【前提】SES業界には将来性アリ

まずは、SES業界には将来性があるのかどうかについて解説していきます。

結論から言うと、SES業界は今後の将来性がある業界です。

その理由は次の2つです。

SES業界に将来性がある理由
  1. 様々な業界でITの需要が高まっている
  2. IT人材の需要が年々増加している

それぞれの理由について解説します!

理由①:様々な業界でITの需要が高まっている

ITは様々な業界や分野で活用されていて、その影響は年々増加しています。

その理由としては、ITを活用することによって業務の効率化や業界課題の解決など、業界全体の進歩を飛躍させることができるからだと考えられます。

SES業界の土台となるIT市場が成長中のため、今後もSES(客先常駐)は確実に需要が見込まれます。

理由②:IT人材の需要が年々増加している

IT業界は圧倒的に人材不足です。

経済産業省によると、IT人材(ITを利活用できるまたはITを活用できる人材)の需要が2018年には109万人、2020年には129万人、2030年には164万人(予測)と年々増加しています。

IT自体の需要や技術の進歩が続く限り、IT人材の需要は高まっていく一方だと考えられます。

その業界で働く人の需要の高さはその業界の成長力の高さを裏付ける確たる証拠です。そういった背景から、SES業界は将来性があると言っても過言ではないでしょう。

【注意】SESエンジニアに将来性がないと言われる理由

ここからは、SES企業で働く「SESエンジニア」の将来性についてお話していきます。

結論として、SESエンジニアの将来には様々な障害が有るのが現状です

主な理由は次の2つです。

SESエンジニアに将来性がないと言われる理由
  1. 年収が上がりにくい
  2. 上流工程に携われない

1つずつ解説していきます。

理由①:年収が上がりにくい

SESエンジニアだと年収が上がりにくいという問題があります。

客先常駐という働き方では高年収を維持することは簡単ではないです。理由は単純で、IT業界全体がピラミッド構造になっているためです。

SESは下請け企業ですので、大手SIerや一次請け企業からピンハネされてしまいます。

つまり、客先常駐SEは確実に「中抜き」されているので、自分の本来の市場価値・単価と同等の給料を得ることはできません。

また、普段は客先に常駐しているため、自社の社員が正当に評価してくれないことが多いのも年収が上がりにくい要因になっています。

理由②:上流工程に携われない

SESエンジニアは、ルーチンワークや単純作業に携われる機会は多くあっても、要件定義や設計といった上流工程から携われることはあまりありません。

一般的に、クライアント先の正社員や一次請け企業が顧客折衝を含めた要件定義や設計などの上流工程を行います。

二次請け、三次請け企業に所属するSESエンジニアは下流工程となるテストや単純作業を行うことが多いです。

もちろん、一定の経験や技術力をもったエンジニアであれば、これに限ったことではありません。

ですが、経験の浅いエンジニアや商流の深い小規模SES企業に属するエンジニアは誰にでもできるような作業ばかりを担当し、スキルアップができないと悩む人が多くいるのも事実です。

どんなに向上心があって、勉強熱心なエンジニアであっても、簡単な作業ばかりを任されていては、実務経験を伴ったスキルアップにも限界があり、モチベーションを維持し続けることは困難でしょう。

客先常駐に不安を感じるなら早めに専門家に相談する!

上述の通りSESエンジニアとして働き続けることは、将来性という意味では、あまり期待できないです。

その上、相談相手がいない客先常駐エンジニアは、スキルアップだけでなく、今後のキャリアについて相談できる相手も見つからず、客観的な視点で自身の進むべき道とやるべきことを明確にすることに苦労します。

ですので、IT業界の入り口としてSES企業で一定の経験を積んだら、自社開発企業や受託開発企業に転職することも視野に入れておきましょう。

IT転職の専門家である転職エージェントは、無料で転職サポートをしてくれます。

転職エージェントのメリット
  1. 無料で転職の相談ができる
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しかも、IT業界の向けの転職エージェントなら、優良企業を紹介してくれて、将来性のない会社を教えてくれます。

無料で使えるので、「とりあえず、IT転職の専門家に相談してみるか」ってだけでも大丈夫です。

転職を失敗しないためにも、IT業界向けの転職エージェントは必ず使いましょう!

まとめ|20代~30代のうちにキャリア形成を考えておこう

最後にこの記事の重要なポイントをおさらいします。

  • SES業界には将来性アリ!
  • SESエンジニアには将来に不安もある
  • 将来を考えるなら早めに専門家に相談を!

エンジニアという仕事は、20代~30代のうちにキャリア形成を考えておかなければ、将来的に年収が伸びないということになります。

基本的に、客先常駐SEを辞めて転職するだけで将来的に年収は上がります。

今はエンジニア不足で引く手数多です。自分を安売りせずに、将来に向けてスキルアップを目指していきましょう。

将来性のない会社で貴重な期間を過ごしてしまうと、取り返しがつかなくなることもあります。

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20代、30代なら求人数も多く優良企業が見つけやすいので、早めに決断して行動しましょう!

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