プログラミングスクールや独学でWebエンジニアの基礎スキルを習得したら、ポートフォリオを制作します。
この記事では、ポートフォリオとは?といった基本的なことから、質の高いポートフォリオの作成方法について解説します。
Webエンジニアのポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、自分の能力や実績を知ってもらうための「作品集」をさします。
Webエンジニアの場合、プログラミングスクールでの学習や独学の過程で制作したWebサイトやアプリ、コーディングの実績を掲載します。
以下、エンジニアのポートフォリオの例になります。参考にどうぞ。
エンジニア未経験でもポートフォリオが必要な理由
Webエンジニアのポートフォリオがどんなものかイメージできましたでしょうか?
ここからはエンジニア未経験でもポートフォリオが必要な理由(=ポートフォリオを作成するメリット)を解説します。理由としては、以下の3点が挙げられます。
- 書類選考時に有利になる
- 技術力の担保になる
- 前向きな姿勢を示すことができる
理由1:書類選考時に有利になる
企業の採用担当者は常にたくさんの応募書類を目にしています。数多くの応募書類から、「この人は他とは違うぞ。」という印象を与えるには、職務履歴書以外に惹きとなるものが必要です。
実務経験がない未経験者の場合、職務履歴書だけではなかなか差がつきません。そこで魅力的なポートフォリオがあれば、ライバルに大きな差をつけることができるというわけです。
理由2:技術力の担保になる
実務経験のない未経験者がいかに技術力をアピールしても、担保するものがなければ評価を得ることは出来ません。そこで技術力の担保となるのがポートフォリオです。
ポートフォリオを作成するにはある程度の技術力が必要です。作成したポートフォリオは自分の技術力の証明としてわかりやすく、所持しているスキルの内容を的確に伝えることができます。
企業が面接で重視するポイントは、エンジニアが自社の求めているスキルを有しているかという点なので、ポートフォリオは有効な手段となります。
理由3:前向きな姿勢を示すことができる
ポートフォリオがあれば、企業側はその分技術力をイメージしやすく、履歴書や職務経歴書だけではわからない実践力も評価しやすくなります。
また、ポートフォリオがない他の応募者よりも前向きな姿勢もアピールすることができ、選考の際に有利に働きやすいでしょう。
[memo title=”MEMO”]なかにはポートフォリオがないことで面接すら受けられない場合もあります。それだけポートフォリオが重要視されているというわけです。[/memo]
質の高いポートフォリオ作成時のポイント5つ
質の高いポートフォリオを作成する際のポイントは、以下の5点です。
- ソースコードが読みやすいか
- デザイン等の見た目が整っているか
- 動作に不具合がないか
- 開発したものを公開しているか
- オリジナリティがあるか
ソースコードが読みやすいか
読みやすいコードがどうかも重要な指標になります。
全てのコードを細かくチェックされるということはありませんが、以下のような点は目立ちやすいため最低限として確認するようにしましょう。
- コードが整形されておらず読みづらい
- 定数が使われていない
- 重複コードが存在する
デザイン等の見た目が整っているか
エンジニアはデザイナーではない為、作品の評価は基本的に技術に対して行われます。ですが、UI/UXが整っていないと、どうしても全体の評価がマイナス方向に傾きやすくなります。
見た目を整え、ボタン配置や画面遷移等を一般的なWebサービスやアプリに合わせて作るようにするとよいでしょう。
動作に不具合がないか
ソースコードや機能など他の要素がどんなに優れていても、大きな不具合が一つでもあると評価は一気に低くなってしまいます。
十分なテスト行なっておけば大抵の不具合は回避できますので、手動によるテストはもちろん、自動テストもしっかりと行うようにしましょう。
開発したものを公開しているか
サービスとしてリリースしているかということもポイントの一つです。
公開していないサービスをポートフォリオとして使用するより、Webページに自分のサービスが公開されているということは武器になります。
オリジナリティがあるか
オリジナリティがあるかも重要なポイントになります。
特にWeb上に公開されているサンプルサイトやサンプルアプリを作成し、そのままポートフォリオとして提出するのは推奨しません。
まとめ
未経験エンジニアのためのポートフォリオ作成方法について解説しました。最後にもう一度ポイントをまとめておくと以下のとおりです。
- ソースコードが読みやすいか
- デザイン等の見た目が整っているか
- 動作に不具合がないか
- 開発したものを公開しているか
- オリジナリティがあるか
特に未経験者がエンジニアを目指す上で、ポートフォリオがあるとないとでは大きな差となります。今回紹介したポイントをもとに、評価されるポートフォリオを作成して、採用を勝ち取りましょう。
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